#729: アンフォゲッタブル
年明け早々、ピエール・ブーレーズ、デヴィッド・ボウイ、グレン・フライ、俳優のアラン・リックマンなど大物アーティストの訃報が次々と届いた。中でも、蚤助にとってずっしり重かったのがナタリー・コールの訃報だった。昨年の大みそかに亡くなったという。享年は65歳であった。ナット・キング・コールの愛娘で、ジャズ、ポップス、R&Bの垣根を越えたなかなかの実力派シンガーであった。合掌。...
View Article#730: 別れの時まで
バフィー・セント・メリーといえば、真っ先に映画「いちご白書」(The Strawberry Statement‐1972)の主題歌「The Circle...
View Article#732: The Thrill Is Gone
第一次世界大戦が終わった頃のアメリカでは、景気が上昇して大衆文化の花が咲いた。アール・デコ様式、フラッパー、ジャズ、スコット・フィッツジェラルド、禁酒法、ギャングなど、後に「狂騒の20年代」(Roaring...
View Article#733: 川柳「スリル」
前稿を受けて今回のハナシも「スリル」、しかも川柳である。 例によって少し古いが、NHK文芸選評(24年7月)の課題が「スリル」というものだった。...
View Article#734: 僕の歌は君の歌
リバティ・レコードのオーディションを落とされたエルトン・ジョンは、67年に作詞家のバーニー・トーピンと知り合った。エルトンが本格的にレコーディングを開始したのは翌68年からだが、まずはトーピンと組んでソングライターとして注目を集めていく。...
View Article#737: あなたの勝ちよ(負けたわね)
58年の「恋のゲーム」(It's All In The Game)という歌はトミー・エドワーズによる全米ナンバーワン・ヒットだが、実は、知れば知るほど異色のヒット曲だ。...
View Article#738: オールウェイズ
え~、毎度一席、ご機嫌を伺います。 海の向こうアメリカの大作曲家にアーヴィング・バーリンってえ人がおりました。毎年、クリスマス・シーズンになるってえとよく耳にする「ホワイト・クリスマス」、第二のアメリカ国歌なんてえ人もいる「ゴッド・ブレス・アメリカ」、ショー・ビジネス讃歌として有名な「ショーほど素敵な商売はない」などという名曲をいっぱい作った人でありました。...
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