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Channel: ただの蚤助「けやぐの広場」~「けやぐ」とは友だち、仲間、親友という意味あいの津軽ことばです
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#492: 僕らはうまくいくさ

スペンサー・トレイシー(1900‐1967)とキャサリン・ヘプバーン(1907‐2003)といえば、数多くの作品で共演し、ハリウッド史上最高の名コンビと謳われた二人である。 トレイシーの遺作であり、主演女優として生涯、史上最多の4回のオスカーを手にしたヘプバーンが2度目の主演女優賞を授与された作品として知られるのが『招かれざる客』(Guess Who's Coming To...

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#493: Little Girl Blue

#472で取り上げたミュージカル『ジャンボ』(Billy Rose's Jumbo‐1935)は、リチャード・ロジャース(作曲)とロレンツ・ハート(作詞)の名コンビ(画像)による作品であったが、多額の費用をかけて製作されたという。 なにしろサーカスが主な舞台で、アクロバット的なシーンやスペクタクル的な演出も多い上に、主人公が象のジャンボ君だったので余計に費用がかさんだようだ。...

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#494: 夜のブルース

1941年12月、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃、アメリカは第2次世界大戦に参戦した。 当時の日本は軍歌ばかりだったが、アメリカはスウィング・ジャズで賑わい、そうした中で、この名曲は生まれた。 “BLUES IN THE NIGHT”で、邦題は原題をそのまま訳した『夜のブルース』である。 ♪...

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#495: 春の如く

まだまだ寒いこの時季の話題としてはいささか気が早いが、『春の如く』(IT MIGHT AS WELL BE SPRING)は、春にちなんだ歌の代表的なものである。 戦後初めて日本で公開された“総天然色映画”の『ステート・フェア』(STATE FAIR‐1945)の主題曲であった。 この映画の日本封切りには面白いエピソードがある。...

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#496: そして今は…

“ムッシュ10万ボルト”というニック・ネームで知られるジルベール・ベコー(1927‐2001)は、実に情熱的でエネルギッシュな歌手だったが、彼のデビューはピアニストとしてであった。 画像では分かりにくいが、彼の特注ピアノは、鍵盤に向って右側の脚が短くて、客席から死角にならないよう鍵盤が見えるように設計されていたという。...

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#497: 芭蕉全句集

年が明けてから『芭蕉全句集』(角川文庫)を熟読していた。 松尾芭蕉(1644‐1694)の、現在知られている980余句におよぶ全作品を訳注したものである。 現代語訳付きというのが我ながら情けないが、それは致し方あるまい。 ご承知の通り、俳句には「有季定型」という基本ルールがある。 すなわち、季語があって、五・七・五のリズムを持っていることである。...

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#498: 降っても晴れても

新聞によれば、東京都の猪瀬知事が気象庁の天気予報を批判し話題になっているという。 2月6日に都内でも大雪の恐れがあるとした同庁の発表について、知事はツイッターで、1月14日(成人の日)に予報を外した同庁が「責任逃れ」や「自己保身」のため、「過剰に積雪量を見積もった」とつぶやいた。...

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#499: テレビ放送60年

今年はテレビ放送60年だそうである。 1953年2月1日、日本放送協会(NHK)がテレビの本放送を開始、半年ほど遅れて民間の日本テレビが放送を開始した。 テレビ放送開始のころの受信契約者数はわずか866台だったそうだが、今や一家に一台どころか、一人に一台の時代である。 我が家に初めてテレビ受像機が登場したのは、いつ頃だったであろうか。 私が小学生に入ったばかりのころであったろうか。...

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#500: はるばる来たぜ、500回!

ようやくたどり着いた500回目! 区切りのテーマは、我ながらベタだと思うのだが、単純に500という数字にちなんで、“500 MILES”、『500マイル』もしくは『500マイルも離れて』という邦題で知られるあの懐かしきアメリカン・フォーク・ソングである。...

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#501: 手に手をとって

1930(昭和5)年前後に作られた楽曲は、アメリカを震源に世界中が深刻な影響を被った大恐慌の反動か、妙に明るい曲が多い。 たとえば、『明るい表通りで』(ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET)、『私の青空』(MY BLUE HEAVEN)、『君微笑めば』(WHEN YOU'RE SMILING)などである。 世の中が暗ければ、せめて音楽くらいは明るくということなのだろうか。...

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#502: 本が書けそう

掲帯電話をはじめ、パソコン、スマートフォンなどが当たり前の現代の若い人にとっては、もはや死語かも知れないが、かつて「ペン・フレンド」とか「文通」といったことが、若者の間で盛んだった時代があった。 これらは活字文化の中で育った世代に共通する思い出深い言葉かもしれない。 自筆の文字や文章を通じて、豊かなイメージの広がりを楽しんでいたのだ。 ♪ たとえば「文通」である。...

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#503: CMソングと思いきや…

かつて、この歌が国産車のテレビCMに使用されたのを知って、「やはり考えることはみな同じ」と思ったことがある。 それは日産の人気車種であった「サニー」のコマーシャルで、使われていた歌はズバリ“SUNNY”であった。 歌っていたのは、確かダスティ・スプリングフィールドだったと思う。 60年代のイギリスの歌姫であったダスティは、なかなか豪華なアレンジのジャズ・ワルツ風に歌っていたのではなかったか。 ♪...

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#504: 不運を糧に…

アラバマ州の高校時代に野球選手として活躍したパーシー・スレッジ(1941‐)は、野球でメシが食えるほどの実力がないことを自覚、高校卒業後に建築現場で働いた。 1965年のこと、仕事を首になってしまい、それと同時に付き合っていたガールフレンドにも去られてしまうという不運に見舞われた。 傷心を抱えながらも病院の雑用の仕事を見つけ、週末になると地元の“THE ESQUIRES...

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#505: ゴムまりの唄?

1963年のこと、音楽好きの若者が進学した大学で知り合って、ロンデルス(THE RHONDELLS)というバンドを結成した。...

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#506: 2月の川柳(NHK文芸選評)

いよいよ弥生3月。 今冬は寒くて雪国は積雪も多かったが、少しずつ春の気配を感じられるところまでようやくやってきた。 今回は久しぶりの“川柳”ネタである。 ♪ 昨日、NHKラジオセンターから、2月23日(土)放送の『文芸選評・川柳』の作品集が届いた。 放送当日は仕事で勤務先にいた私のところへ、“月刊けやぐ”編集長の蝉坊さんから、拙句が佳作となったとのうれしいメールを送ってくれた。...

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#507: 売り物は恋?

万国共通の女性の“職業”などと書くと、女性から猛烈に反発を食らいそうだが、歴史上の話として平にご容赦願いたい。 “春をひさぐ商売”というのは、事実として存在したわけで、ものの本にも「人類の歴史において最も古い“職業”のひとつ」などと書いてあったりする。...

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#508: 三人のマーロウ…

フィリップ・マーロウといえば、ハードボイルドの代表的作家レイモンド・チャンドラーの手によって生み出されたロサンゼルスの私立探偵である。 ハードボイルドな探偵の中では、最も世界的に有名な一人であろう。 チャンドラーの長編7作といくつかの中編小説に登場する人物だが、そのほとんどは映画化されている。 小説の中で姓には“E”の文字がつくのか問いかけられる場面が何度か出てくるが、彼の名前は“PHILIP...

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#509: ポップスの王道

エルヴィス・プレスリーの登場以来、ロックは次第に若者の支持を得ていき、やがてロック歌手、ロック・ミュージシャンがポピュラー音楽界の中心を占め、名実ともに“ロックの時代”となった。 ロックが世界を席巻した1966年のこと、アメリカのヒット・チャートのTOP100に、突然、ゴージャスなフル・オーケストラを伴ったアダルトな雰囲気の男性ヴォーカル・ナンバーが顔を出した。...

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#510: お変わりない?

別れたカップル、夫または妻(今風にいえば“元カレ”“元カノ”)との再会はホロ苦いものに違いないが、ましてや、相手のことをまだ忘れられなかったりすると、何かと気になってしまうだろう。 その再会が偶然かつ突然だったりすると、話のきっかけすらつかめないことになってしまう。 だからといって、カレまたはカノジョを無視したり、見て見ぬふりもできない。 ♪ そうした状況を巧みに歌にしたのが“WHAT'S...

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#511: 字結び

このところ、日替わりのように気温の上下が大きく、一日の中でも朝と昼の寒暖の差が激しいので、服装の調節、体調の管理がなかなか難しい。 だが、関東地方にも春の足音は確実に近づいているようで、我が家の沈丁花はほぼ満開になっていて、辺りに芳香を漂わせている。 とはいえ、今年は特にスギ花粉の飛散量が格別に多いということで、花粉にとてもナイーヴな私はその芳香を十分に味わうことができないでいるのが残念である。...

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